中小企業診断士/行政書士中村事務所

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神戸市立小の教師によるイジメ事件で思う事!

神戸市立小の教師によるイジメ事件。次々と出てくる新事実に驚愕だ。もう何回もTVで被害者先生がカレーを食べさせられるシーンが流れて気分も悪い。あれでカレーが嫌いになった生徒も多いだろう。この加害者先生の粗暴な振る舞いが目立つようになった昨年(2018年)から生徒のいじめも増加しており、一昨年(2017年)まではゼロだったのにこの数字が顕著に学校の実態を表せている。

 

 

学校を変える いじめの科学

学校を変える いじめの科学

 

 

 

 

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模範となる教師が自らいじめをしていたのでは、生徒たちに「いじめるな」と指導しても説得力がある訳がない。また組織の長である校長が、加害者先生たちを可愛がっていたのなら、被害者先生も相談しにくいし、その校長から事実確認を上から押さえつけるような言い方でやられたら、事実認定もしにくいのは当然だろう。

 

校長まで出世され教職員たちを束ねる役割の人がそんなことが分からない訳はないだろう。上に上がれば上がるほど下の人達の苦しみや悩みが分からなくなり、感覚がマヒしてきたのかな。人の痛みが分かる校長になってもらいたい。また一番の問題点は、この職場は連結ピンが機能せず、そこから生じた組織の壁が、風通しの悪い組織風土にしてしまったのだろう。

 

*「連結ピン」とは、米国の組織心理学者R.リッカートが提唱した組織とリーダーシップの関係に関する概念である。リッカートは、人と人、人と組織、組織と組織を有効に結びつけ、コミュニケーションを円滑化する“潤滑油”の役割あるいはそうした役割を果たす能力を「連結ピン」と呼び、リーダーやマネジメント層には連結ピンとしての機能が求められるとしている。

 

 

 

 

 

 

 

一つ事件が社会問題化されると、そこまで隠れていた新事実が次々と表沙汰になり、収拾がつかなくなっている。お粗末な話でこの事件がなかったら隠れていた被害者はずっと我慢していたのだろうか。

 

生徒の為、学校の為、自分の為、どんな困難なことがあろうが、職場の問題点は自らが解決するように行動しなければいけない。その職場を守る権利は各自持っているだろうし、他人任せでは理想の職場にはならない。

 

この安全配慮義務を怠った校長とモラルのかけらもない加害者教師にはきつい社会的制裁が必要だ。加害者先生もこんなふざけた学校に我が子を通わせたくないであろう。自分の可愛い子供を通わせたくない学校に自分達もしてはいけない。

 

 

 

 

理想の職場像を定めても、周りの人の協力が得られず、実現できない事はよくある。世の中、自分が思うようにはうまくいかないもの。周りが変わらなければ、それを素直に受け入れ、自分が変わればいいと思わねばいけない。但し理想や目標は変えてはいけない。年齢や職位が上になると傲慢になり、その点を忘れるから要注意だ。常に謙虚な姿勢を意識したほうがいい。

 

我が子も来年から社会人になるが、あんな職場だったら大変と心配になる。あの被害教師が自分の子だったら、加害者達はもちろんの事、前校長を引きずり出してボコるだろう。徹底的な社会的制裁をして、二度とこんな教職員が生まれないような学校づくりをしていってもらえるよう願いたい。

 

 

 

 

 

 

 

模倣困難性を重視した業態開発が重要(いきなりステーキ)!

一世風靡した「いきなりステーキ」の業績が前年割れで苦戦中である。外食は業態の摸倣が簡単で先発優位性があまりない。みんなで苦労して考えた企画や新業態も追随者に対する障壁を築かなければ、すぐに模倣され虚しいものである。知的所有権で守るほどのモノではないので難儀な事である。

 

 

 

このストアコンセプトの模倣で参入店も増え、市場も一気に成長するが、先発店が多くの利潤を受けることなく、気づけばみんなが疲弊してしまうという業界である。ブルーオーシャンがあっという間にレッドオーシャンになるのだ。

 

 

 

経営資源の乏しい小規模飲食店が新たな業態開発して一斉風靡すると、すぐに外食大手が模倣するが、さすがに資本力で勝る大手はすぐに市場を奪ってしまう。弱小先発店が考案した業態に価値を付加し、また仕組みも上手く確立させ、先発店を追いやることはよくあること。自店の市場位置と競争余地を知り攻勢を図る戦略で、強者ならではの戦略である「同質化戦略」だ。

 

弱者は、すぐに真似をされるような戦略を安易に仕掛けてはいけない。常に大手の動きを警戒して、自店ならでは価値を提供できる仕組みを確立させ、追随者への参入障壁を構築しなければならない。

 

 

 

一方、強者としては「同質化戦略」が強者の戦略として有効だからといっても、価格の追随には慎重でなければいけない。何故ならば、ライバルが低価格で攻撃をしかけてきて同じ価格戦略で臨むと、それで一番損害を被るのは、シェアが高く売上高がもっとも大きい強者だからである。

 

したがって、強者としては非価格競争を原則とすべきだが、価格弾力性が高い商品製品の場合には、むしろ積極的に値下げに応ずることが必要となるなど、価格政策には柔軟性が求められる。どんな業界もこのプライシングが栄枯盛衰の決め手なので慎重にしないといけない。

 

また強者の戦略の中には、「同質化戦略」の一種で「プラグ戦略」というのがある。これは、自分よりも弱者が現実に戦略を仕掛けてくる前に、その弱者がどのような戦略で来るかを、あらかじめ予測して先手を打つものである。弱者が目をつけそうな穴を塞いでしまいつけいる隙をなくす戦略。穴に栓(プラグ)をするという意味でプラグ戦略という。

 

 

 

弱者はいきなり大きな市場を狙い、予想される強者の追随に対する参入障壁策を構築できない場合の勢いは一時期的なものに終わる。無謀に強者へ対抗するのは経済合理性から見て得策ではないので、その点を踏まえたニッチ戦略を策定した方が無難であろう。

 

また顧客のスイッチングコストを高める工夫も必要で、これらは競争上の差別的優位性にもつながる。スイッチングコストとは、顧客が他のブランドに乗り換える場合に顧客にかかる負担や犠牲のことで、金銭的負担ばかりではない。飲食店では今まで通い続けて常連としての店側との良好な関係を放棄することなど、心理的・感情的な不安も含めた負担も含むものである。

 

 

 

話を戻すが、そもそも業績が前年割れするとすぐ大騒ぎするが、単純に前年をベースに予算設定する店が多いと思う。それらは、この人口減少、競合店の増加といった市場環境の中では無謀である。発想を転換しなければ到達不可能の目標を設定されると従業員達も頑張って達成しようという意欲を喪失することになる悪循環に陥ることになる。

 

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それにしても「カミナリステーキ」「やっぱりステーキ」等の類似屋号での追随にはモラルのなさを感じる。屋号まで模倣するなんてと言う声が多い事を謙虚に受け止めないといけない。

銀行もリスクを取らねば!

中小企業が最も重視する経営資源はお金である。人や技術も大切だが、金が回らなければ会社は存続できないので当然だろう。そのお金だが中小企業は技術やアイデアを持って会社を立ち上げたものの、資金繰りが下手な社長が多いのは否めない。会計知識がなく苦手意識から金の管理には逃げ腰である。

 

 

 

その為、いざ資金不足になった時に右往左往する社長が多い。ある中小企業から2.000万の融資申請を支援してほしいと依頼があった。事情を聞き決算書を見せてもらったが、特に断られる原因も見当たらないので快く受託した。

 

ただ一つ、何故、その会社の社長はメインバンクからの追加借入をしようとしなかったのかが不思議で、理由を聞くと、今の担当者と気が合わないからとの返事だった。人間関係的にまずいなら将来のメインバンク変更も視野に入れてのことだろうから、仕方ないかなと軽く思っていた私である。

 

その会社から現況をヒヤリングし、過去三年間の決算書と収益予測を元に銀行への提出書類を準備した。また同時に私の過去の付き合いからお奨めの信用金庫を新たな銀行として推薦した。そしてその信用金庫に関係書類一式を提出し、保証協会への手続きなど後は信金担当者に申請してもらった。特に信用保証協会からNGを出されるような案件ではないと思い、楽観視していたものであった。

 

 

 

しかし保証協会からNGの連絡が入ったのである。なぜなのか不思議に思ったが、どうもこの会社は、以前、信用保証協会で虚偽の財務諸表を出したらしく、協会のブラックリストに載っているようである。こうなったらお手上げである。

 

と同時に私にそういう大事なことを言わずに隠している社長に不信感を抱いたものである。メインバンクに追加融資を頼まなかった理由はこれなのか、とも思い、また担当者との人間関係を理由にしていたが、それも自らに原因があったのであろうと疑ってしまうものだ。

 

とはいっても私の大事な人の紹介だから無下に断るわけにはいかず、何とか打開策はないかと考えていた時にある銀行に行ってみることにした。この銀行は最近の預貸率から見ても、融資には積極姿勢だなと感じて、チャレンジする価値はあると思ったのである。

 

 

 

その担当者に一通りの説明を資料を見せながらしたら、けっこう前向きに考えてくれるとの事であった。3日後に、担当者から連絡があり、「100%プロパーは無理だが、当行も半分はリスクを持つのであと半分は保証協会なり他の銀行に当たって下さい」との事であった。結局、保証協会も他行も無理でこの話は立ち消えとなったが、その銀行の自らも半分はリスクを取るといった姿勢には感動した。

 

どの金融機関に話を持って行き、事業の将来性や収益性に基づく返済計画を示しても、異口同音に言われることは、「保証協会付きでなければ無理、担保がなければ無理」、との事だった。担保や保証協会をつけなければ融資せず、自らリスクを背負ってまで会社を育てようとしない銀行ばかりの中で驚いたものである。

 

しかしそれにしても、事業の将来性や成長性に基づく融資姿勢への転換を求められても相変わらずの担保偏重主義の銀行が多い。そんな融資姿勢だったら担当者の能力開発や成長は見込めないので、経済社会にお金を血液のように流して、活動を活発化させる役割を担う銀行として情けないものである。

 

だが残念なことに、そのリスクを取る姿勢が明確な銀行は今はなく消滅してしまった。結局残るのはリスクを背負わない銀行が殆どという悲しい現実である。

 

 

 

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社長失格者は退場せねば(下)!

 

 

社員から社会保険料を徴収しながら、延滞している会社がある。北新地に行く金はあるくせに企業としての最低の義務を果たそうともしない。この社会保険料の延滞利息はけっこう高い。だからまた資金繰りに困窮する。取り立ても厳格で、分納返済計画のチェックも厳しい。

 

 

あの会社はこうして潰れた 日経プレミアシリーズ

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社長†失格?あえぐ秘書を手放せない? (乙女チック)

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人間失格―新潮社佐藤隆信社長・破滅への暴走 (OR books)

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でもこれをきっちりしていないと事業継続は困難になるので、その場しのぎの感は否めないが、呼び出しと指導には従わないといけない。だが、自らが出向いて謝罪と説明をせず、年配の番頭をクレーム処理に使う姑息な社長。自分が恥ずかしい目に合っていないから、また金の使い方の優先順位を誤り、再度、督促状が届くことになる。

 

年金事務所に行って恥をかいてきた年配の番頭も、二度と行きたくないから社長に懇願するが、自分は恥をかかないから無視する社長。年配の番頭も陰で社長のの事を愚痴るが、ここを辞めたら仕事がなくなるからと、最終的には我慢せざる負えない。

 

 

 

この会社はいつも社員募集している。離職率が高いことで有名だからである。訪問販売会社で徹底したノルマ主義で、売れない営業マンと烙印を押されたら即刻クビである。行動指針の中に、「お客さんの家に行ったら、30分は絶対に出てくるな」というのがあり、この不退去は消費者契約法などでも違法事項とされていることを、会社は命令として課しているのである。

 

*この不退去とは、

不退去罪(刑法130条)|帰れと言っても帰らない

立ち去るよう要求されても帰らないことを不退去罪という。意外なことに、警察を呼べば逮捕してくれる場合があるのだそうである。返答に困ったら、ただただ「お帰りください。」と伝えるのもいいかもしれない。

 

 

 

中高年を高額の給料で誘い込み、使えないと思ったらポイ捨てするのが常態化している悪徳会社。その高額給料を募集広告でアピールしているが、その実態は違う。確かに過去の実績で、それだけもらった好成績の営業社員もいたそうだが、この社員に聞くと、「確かにもらったが、その後、売れなくなった時に、何かとケチをつけ減給され続け、結局はマイナスになっている」との事であった。

 

若い営業課長をグループ長に置き、売れない営業マンには、そのグループ長を通じて、離職勧告と言う生ぬるいものではなく「即刻クビ」を宣告しているようだ。要は朝出勤して、すぐにそのグループ長に宣告され、その場でクビとなって帰宅を命じられるという残酷な話である。その人も帰宅して家族にそのことを伝えることができず、暫くの間、公園で時間を潰していたようである。家族を持つ大黒柱は大変だ。家族もまさか入社して2ヶ月で結果が出ないからと言って、且つ、解雇予告期間や解雇手当もない辞め方をさせられるなんて思わないであろう。本当に気の毒な話である。たぶん他の営業社員への見せしめで、こういう辞めさせ方をしているのであろう。

 

労基法で定められている解雇予告などのルールは全く無視した会社。一日の拘束は朝の9時から夜は最低でも21時までで、社長の機嫌の悪い時は日をまたぐこともある。今、世間を騒がせているパワハラは日常茶飯事で、恫喝におびえる社員も多くいる。

 

この奴隷的拘束が日常化したこの会社が未だにあるのかと疑う人も多いが、実際にあるのである。但し、長く勤めていると社長の癖も見抜き、けっこう居心地のいい面もあるとの事で古い社員もいるが、大概はクビになるか、自ら逃げていくようだ。

 

全く困った会社であるが、未だにこれといった問題になっていないから不思議なものである。たぶんこの社長は色々な顔を持った人間らしく、人の心を掴むのも上手いらしく社員を意のままに利活用していたのも、問題が露呈しない原因であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうやって離職率が高いのだが、それでも高額給料も募集広告でアピールしているから次々と応募がくるのである。

 

この社長は自分の利益追求への執念が強い社長は、営業社員の意欲喚起に向けたぶら下げニンジンをコロコロ変えている。そして、自分の利益が最大化になることへ必死で余念がない状態だ。毎月評価制度と処遇が変わり、営業社員も落ち着かないこの制度に嫌気している。

 

本当にこの社長は失格である。いつまでも続くとは思えない会社だが、働く人もよく考えて欲しいと思う。

 

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社長失格者は退場せねば(上)!

 

 

 

社長失格

社長失格

 
失敗から学べ!「社長失格」の復活学

失敗から学べ!「社長失格」の復活学

 

 

高級車を乗り回し派手な生活をする社長。従業員への待遇をきちんとしていれば問題はないが、従業員の犠牲の元、自分だけ贅沢してはいけない。従業員が子供の塾代の捻出に必死なのに自分の子供は有名私学に、しかも海外留学もさせてその従業員達に自慢話をする。

 

また会社のモノは自分のモノと言って、従業員の目を無視した私物化も問題で社長の家族も領収書を持って来て処理する。少ない休日に従業員達を自宅にホームパーティーと称して呼び、家の雑用などタダ働きをさせる。ホームパーティーの料理内容のお粗末さに憤る従業員達。こんな会社に従業員達が忠誠心を持ち社長と会社の為に頑張る訳がない。社長も「うちの従業員は出来が悪い」と周囲の人に嘆くが、人を責める前に己を責めねばならない。

 

 

一方で、あまりにも貧しい社長もよくない。従業員達が夢や希望をなくし、会社の将来を危ぶんで不安がるから要注意だ。どちらにしても、従業員の目も意識した経営をしなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

給料が遅れる会社もある。以前は遅配の恐れがあれば、事前に従業員に説明していたが、今は感覚が麻痺して当然のように遅れる。ある現場に直行直帰の従業員がいた。そんな会社の為に頑張っているわけでもないが、常駐先の取引先に迷惑をかけたくないために給料が遅れても必死に勤めている。

 

その従業員に対しても会社は3か月も給料を滞納させて知らんぷりだ。従業員も呆れるが職場を放棄することはできない。生活もあるので社長に催促の電話をかけるが繋がらない。社長は従業員からの電話だと分かっているのに、給料の催促だと察知して電話に出ない。そういう姑息な社長である。その現場で従業員が切れて出社拒否でもして、迷惑をかけたら社長自身に責任がくるのに無視しているから周りからも、「何を考えてるのか」と不思議がられている。たぶん、その従業員が常駐先担当者と仲がいいからそんなことはしないだろうと思っているのであろう。

 

その人のいい従業員も、何かと金が必要な年末でもその状態が続き、社長には連絡が取れず、もちろん社長から何の言葉もなく無視された状態に怒り心頭だった。奥さんからも責められ、もう限界ということで、常駐先担当者に事情を説明して退職することを決意した。

 

常駐先担当者も怒り、「今後のことも含め説明に来い」と社長を呼びつけた。その社長も気が弱く、一人では怖くて行けないので、最近入社した年配社員に、「現場の雰囲気を味わってほしい」と同行することにした。怒り心頭の常駐先担当者も初対面の年配社員を前にしては、少し抑え気味になり遠慮しながら苦言を呈したようだ。

 

そういう打算的な行為はお手の物といった姑息な社長である。そして、既存社員の給料が遅れている状態の会社に新たに社員を入れるなど、経営者として大切な「雇用責任」を果たそうなど、微塵もないような社長である。

 

年明けにその従業員は労基署に駆け込んだ。その社長は呼び出しを受け、即刻、給料を払る羽目になったが、周りからは「金あるんやんか」と笑われ、「あるんならなぜ優先的に払ってやらんのか」と軽蔑されていた。その従業員も長い付き合いだから駆け込みたくなかったらしいけど、あまりにも人を嘗めているからしょうがないと勇気を出しての事だったらしい。

 

 

 

こんな調子だから優秀社員は離職し、お粗末社員ばかりが残る。そしてそれらも辞めると困るから叱れない社長。だからモラルと生産性が低く、更に資金繰りが悪化するといった悪循環に陥るのである。

・・・・・・続く

 

 

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任せることは育てる事!

 

「親がなくても子は育つ」とは言うが、息子はいつまで経っても頼りなく見えるものである。意外に外ではうまくやっているようだが、親としてはいつまでも危なく見えるものだ。

 

少年野球でもよく光景だが、親が子供にダメ出しをする。よその子と比べると我が子は下手に思えるのである。子供に負け癖をつけたくない、他の親に負けたくない、といつも叱咤激励するものであるが、こういうことは子供に合わせて加減しなければいけないが時にヒートアップして行き過ぎた指導になってしまうことが多々ある。

 

 

 

子供が委縮して上達意欲を失い、野球を嫌いになりやめてしまうことも多い。昔と違い怒られることになれていない今の子供たち。そんな環境の子供たちに親が感情的になって怒れば怖がり逃げ出したくなるものだ。怒ると叱るは違う。子供ながらその点は敏感に受け止めるものである。

 

 

 

このことは事業承継でもよくあることだ。自分では、まだまだ社長が続けられると思っていたが、周りから言われ、一旦退いて息子に社長を譲った。しかし、事あるごとに口を出す社長に後継者である息子は徐々にストレスが溜まってくる。そして、いつまでも権限を渡さず文句ばかり言うので、息子が精神的にやられてやる気がなくなってきているようである。その結果、社長を辞任し心療内科に通院するようになった。

 

 

 

またある会社でも、同様に前社長が会長に退いたのに、いつまでも自分が中核的役割に立ち、先頭に立ち会社を引っ張っていた。自分の居場所がなくなるという「不安」と、自分なしでも会社が円滑に回ることへの「嫉妬」から、なかなか表舞台から消えようとしない高齢前社長。会長職に退いても相変わらず代表権を持っている。

 

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後継者も次第に諦め、逆に甘えるようになり、いつまで経っても一人前にならなかった。その内、会長に不測の事態が発生し、会社がうまく機能しないまま経営危機に陥り、廃業を余儀なくされることとなってしまった。

 

 

 

せっかく後継者がいて会社が存続できるのに、こういったもつれから、事業承継を失敗するケースは多い。

「任せることは育てる事」を理解しないと、いつまで経っても会社の新陳代謝は図れない。勇気と決断を持って譲ると決めたなら、後継者がやりやすいように補佐するようにしよう。

 

 

 

社長業は楽ではない!

「なぜ独立して社長になったのか」と聞かれると、中小企業の社長の中には、勤務時代に会社にこき使われ、会社の都合で自らがやりたい仕事ができなかったりとそういう不満から会社を辞めて自らが独立した人も多い。

 

 

社長になる人に知っておいてほしいこと

社長になる人に知っておいてほしいこと

 
小さな会社の社長の戦い方 (アスカビジネス)

小さな会社の社長の戦い方 (アスカビジネス)

 

 

 

できる社長は人が採れない

できる社長は人が採れない

 

 

私の知る範囲では、そういう動機で創業した社長の成功確度は低い。そうやって一国一城の主になりたくて会社を興したが苦労の連続に疲れる社長を多く見たからである。一方で、自らの培った技術やノウハウで社会に新たな提案をしたリ、社会全体を豊かにしたいといった夢を持って創業した人の成功確度は高い。

 

上司もおらず誰に指示されることもなく、自分の裁量で何もかも仕事が進められる幸せは束の間に終わる。周りからも、「社長。社長」と持ち上げられ、プレステージに酔いしれる日々もあるが、それが逆にプレッシャーになってくる。承認と自己実現の欲求を満たしたが、苦労に耐え切れず、現実逃避を目論む社長。人生難しいものだ。

 

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社長をやってみて初めてその辛さが分かるものである。社長業はストレスの溜まる仕事。「ストレスは万病の元」でもあり、徐々に身体を蝕み、ある日突然に不測の事態を招く場合もある。責任感の強い真面目な社長は一人で悩み苦しみ日々の経営をしている。

 

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社長は自らを追い込み何事も一人で解決しようとする為に総てを背負ってしまうもの。その結果、社長は孤独なものだが、相談相手を持ち、会社の実状を伝えておく事が大切だ。自分亡き後の事業承継を考えたらわかるはずだ。相続人すべてが会社の存続に理解あればいいが、そうとは限らない。足を引っ張る方に皆が結集すれば、後継者が苦労するだけだ。せめて後継者には総てを洗いざらい伝えておかなければいけない。

 

 

 

そもそも、会社の実態総てを後継者が知ったら、継いでもらえないだろうという会社にするべきではない。また継がせるまでに自分で何とか処理しようと、孤軍奮闘し頑張っている途中に、万が一があったら後継者を含め、残された者が不幸である。

 

 

 

特に、中小企業(個人オーナー)は、個人資産と会社資産が混在している財務諸表が多い。中には公私混同が甚だしい会社もある。社長は個人財産をきっちり把握しそれらの棚卸をしておかないといけない。会社設立の際はもちろんの事、業績が低迷し会社が資金不足に陥れば自らの金を会社に貸付たり、土地も会社に貸付しているもの。

 

だが、その実態を社長すら理解しておらず帳簿しか知らないケースも多い。社長に万が一の事があれば、会社への貸付金は相続人が債権者になり会社に請求してくるし、土地も遺産分割協議が整わなかったら後継者が苦労するだけである。悪意ある相続人の権利主張で会社は混乱するものだ。それで看板を下ろした中小企業は多い。

 

 

 

社長に何かあって、残された家族と従業員の事を心配するなら、「備えあれば憂いなし」で、後の対策をきっちり講じていれば、気が安らぎ元気にもなれるはずである。