中小企業診断士/行政書士中村事務所

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いつまでも売手市場ではない!

 

供給よりも需要が多い「売手市場」であれば、状態にもよるが普通の商品・サービスでもやっていけるであろう。市場環境も顧客の旺盛な消費意欲や緩やかな競争状態が後押しし、追い風が吹いている状態なので、それほど経営に苦労することはないであろう。

 

 

 

しかしその市場がいつまでも安泰である保障はない。いつ競争の激しい市場になるか分からないので、好調な状態の時に他社に代替されない市場におけるポジションを確立せねばならない。参入障壁をどう構築するかが鍵だ。

 

競争のない未開拓市場である「ブルーオーシャン」と競争の激しい既存市場の「レッドオーシャン」があるが、既存市場でも既存の概念を取り外し、新たな付加価値を加えることで新市場を開拓した「ブルーオーシャン戦略」をうまく活用することはできる。

 

また事業や製品のライフサイクルとは違う要因で、市場が大きく変化する事はある。市場における需要と競争の実態を見極めねば、経営のかじ取りを誤ってしまう。

将来市場を予見して変化に慌てることなく、今のいい時に対策を講じておかなければいけない。

 

 

 

「スイッチング・コスト」とは、取引コストの一種でブランドの乗り換えによって発生する経済的・心理的コストや経験・習熟の機会費用のことである。昨日までの自店の常連客が競合他店に取られることは経営努力を怠る店にはよくある事である。

 

マンガでやさしくわかるブルー・オーシャン戦略

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同様のケースで、高齢化の進展・医師不足など社会環境の変化によって需給バランスが乱れた医療の世界。医療制度も今は町のかかりつけ病院を推奨しており、その病院の紹介状がなければ、急性期など設備が整った大病院に行くには診療代の負担が大きくなっている。

 

その結果、町の病院も非常に混んでおり、どこの病院でもかなりの待ち時間である。だが病院もいくら患者が多くて負担が大きいからと言って、患者の扱いが悪ければ他の病院に行かれる。それで負担が減って助かったという病院はとんでもない話だ。

 

患者も今までの通院履歴が無駄になる等、病院を替えるスイッチコストは大きい。特にご高齢の人は大変な負担となる。モグラたたきのモグラのような感覚で患者を診て、ホスピタリティのない対応をしていたら、そういう環境でも病院経営の持続は難しくなるのではなかろうか。

 

患者数が減ったと思ったら、そういう事を意識せねばならない。病院への患者の不満は院内処方であれば院内では言う場所がないが、院外処方であれば患者も調剤薬局に行って不満が言える。自分の病院の評価は、調剤薬局に聞けばいい場合もあるから、聞いてみればいい。自分たちでは分からない愚かな病院であることを認識するかもしれない。