中小企業診断士/行政書士中村事務所

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職場の断捨離!

 

会社の業歴が長いと、社内にはゴミが溜まってくる。かつては役に立ったものの、いつしか価値が無くなったりもする。それらは昔の思い出もあり、なかなか捨てられない。祖業であれば尚更だろう。

 

例えば、役に立たない資産や人材、邪魔になるだけの在庫や成功体験。自分の部屋と同じで思い切って断捨離をしなければ、会社はごみ屋敷になる。経営不振に陥り、壁にぶち当たった時の、「原点回帰」には、創業時の熱い思いが詰まった理念や信条などが、重要な役割をする場合もあるかもしれない。しかしそういった精神的支柱になり残すものや、いつまでも持っていては環境変化に適合させる上で、弊害となるものは分けて考えねばならない。

 

 

 

特に過去の成功体験を引きずり、またそれらにしがみついて、いつまでも甘い汁を吸い、社内で幅を利かせ既得権益を守ろうとする人達は、排除せねばならない。そうしないと会社の将来を担う、有望な若手人材を失うことになるであろう。「企業は人なり」で、組織の成長と個人の成長の両立性を重視した経営をしなければならない。社員は組織の歯車でも、感情を持った歯車であることの再認識が必要だ。

 

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本来、事業の取捨選択で収益性・成長性・将来性があり、且つ、自社の強みがいかんなく発揮できる事業に、経営資源を投入せねばならない。それなのに、いくら会社を成長させた功労者とはいえ、いつまでも既得権益にしがみつく人達への対応を気にして判断を誤ってはいけない。いずれ彼らが、抵抗勢力となり、足を引っ張ってくる。そして、社内調整に時間を取られ、競合他社に先行者利益を奪われてしまうことは回避しなければいけない。

 

 

 

要は撤退する分野の見極めをしたら、確固たる姿勢で戦略転換をすることだ。重点分野を明確にできても既存の分野を温存していたら、今後、会社の将来を左右する新規事業に必要な能力の蓄積が進まない。既存事業と新規事業を両方とも並走させる事は「限りある経営資源の有効活用」という制約がある中小企業では、無理な話である。

 

 

 

会社を存続させる為、社長は売上と利益、事業価値、社会的信用、雇用維持と拡大などの向上に努める。会社と従業員が、持続的に成長し、幸せになる為には、会社の成長と個人の成長を両立をさせる事。社長は孤独であり、人生の殆どを会社経営に専念するが、社長自身が幸福と成長を感じないで、従業員や会社の成長はない。社長が夢を持ちそれを実現する必死な姿勢を見ながら従業員達もついてくるものである。成功した社長像を従業員達に見せつける為に、高級車に無理して乗るという、次元の低い笑い話はやめよう。

 

定期的に、無意味に肥大化した会社のスリム化に向け、全従業員に「嫌なこと」「無駄なこと」を申告させ、それらを元にみんなで職場の断捨離を進めていく事が必要だ。また何でもいい合える社風をつくっていく事も大切だ。そして業務の効率化を徹底させて、生産性の高い会社を目指していこう。