中小企業診断士/行政書士中村事務所

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社長失格者は退場せねば(上)!

 

 

 

社長失格

社長失格

 
失敗から学べ!「社長失格」の復活学

失敗から学べ!「社長失格」の復活学

 

 

高級車を乗り回し派手な生活をする社長。従業員への待遇をきちんとしていれば問題はないが、従業員の犠牲の元、自分だけ贅沢してはいけない。従業員が子供の塾代の捻出に必死なのに自分の子供は有名私学に、しかも海外留学もさせてその従業員達に自慢話をする。

 

また会社のモノは自分のモノと言って、従業員の目を無視した私物化も問題で社長の家族も領収書を持って来て処理する。少ない休日に従業員達を自宅にホームパーティーと称して呼び、家の雑用などタダ働きをさせる。ホームパーティーの料理内容のお粗末さに憤る従業員達。こんな会社に従業員達が忠誠心を持ち社長と会社の為に頑張る訳がない。社長も「うちの従業員は出来が悪い」と周囲の人に嘆くが、人を責める前に己を責めねばならない。

 

 

一方で、あまりにも貧しい社長もよくない。従業員達が夢や希望をなくし、会社の将来を危ぶんで不安がるから要注意だ。どちらにしても、従業員の目も意識した経営をしなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

給料が遅れる会社もある。以前は遅配の恐れがあれば、事前に従業員に説明していたが、今は感覚が麻痺して当然のように遅れる。ある現場に直行直帰の従業員がいた。そんな会社の為に頑張っているわけでもないが、常駐先の取引先に迷惑をかけたくないために給料が遅れても必死に勤めている。

 

その従業員に対しても会社は3か月も給料を滞納させて知らんぷりだ。従業員も呆れるが職場を放棄することはできない。生活もあるので社長に催促の電話をかけるが繋がらない。社長は従業員からの電話だと分かっているのに、給料の催促だと察知して電話に出ない。そういう姑息な社長である。その現場で従業員が切れて出社拒否でもして、迷惑をかけたら社長自身に責任がくるのに無視しているから周りからも、「何を考えてるのか」と不思議がられている。たぶん、その従業員が常駐先担当者と仲がいいからそんなことはしないだろうと思っているのであろう。

 

その人のいい従業員も、何かと金が必要な年末でもその状態が続き、社長には連絡が取れず、もちろん社長から何の言葉もなく無視された状態に怒り心頭だった。奥さんからも責められ、もう限界ということで、常駐先担当者に事情を説明して退職することを決意した。

 

常駐先担当者も怒り、「今後のことも含め説明に来い」と社長を呼びつけた。その社長も気が弱く、一人では怖くて行けないので、最近入社した年配社員に、「現場の雰囲気を味わってほしい」と同行することにした。怒り心頭の常駐先担当者も初対面の年配社員を前にしては、少し抑え気味になり遠慮しながら苦言を呈したようだ。

 

そういう打算的な行為はお手の物といった姑息な社長である。そして、既存社員の給料が遅れている状態の会社に新たに社員を入れるなど、経営者として大切な「雇用責任」を果たそうなど、微塵もないような社長である。

 

年明けにその従業員は労基署に駆け込んだ。その社長は呼び出しを受け、即刻、給料を払る羽目になったが、周りからは「金あるんやんか」と笑われ、「あるんならなぜ優先的に払ってやらんのか」と軽蔑されていた。その従業員も長い付き合いだから駆け込みたくなかったらしいけど、あまりにも人を嘗めているからしょうがないと勇気を出しての事だったらしい。

 

 

 

こんな調子だから優秀社員は離職し、お粗末社員ばかりが残る。そしてそれらも辞めると困るから叱れない社長。だからモラルと生産性が低く、更に資金繰りが悪化するといった悪循環に陥るのである。

・・・・・・続く

 

 

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