中小企業診断士/行政書士中村事務所

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金は使っただけ返ってくる!

まさかの巨人4連敗でソフトバンクが優勝を決め、今年のプロ野球は終了した。

私はソフトバンクの前身であった南海ホークス時代、特にファンではなかったが、人に誘われて大阪球場に見に行ったとことがある。

 

今では想像できないくらい球場は閑古鳥が鳴いていた状態であった。「近鉄・阪急・南海」と在阪球団ではセの阪神タイガースは別格として、どの球団も観客が少なく、平日ナイターなどは、5.000人ほどであったと記憶している。だからやじがよく聞こえる、ある意味面白い試合であったもので、観客が殆どいない状態での応援は懐かしい思い出である。

 

 

 

よくこの状態で経営が続けられるなと不思議に思っていたもので、本業の鉄道事業にどれだけこの赤字事業が寄与するのか興味もあったものだ。福岡への移転は30年前で、ソフトバンクが買収したのは2005年だ。今年で14年にもなるが、球場運営の発想転換をして、巧みなマーケティングを展開したことが功を奏し、今やいつも満員御礼である。

 

営業力の強化の前提となる、常に勝ち続けるチームづくりの為への選手獲得にも金は惜しまない。その姿勢も興行成績の良さから生まれる潤沢なキャッシュフローがあるから、なせる業であろう。金を使う方が先か、金ができてから使うか、の違いはあるだろうが、事業規模を拡大させる為には、先ず借金をしてでも金を使うといった姿勢が明確である。

 

 

 

そうやってリスクもある中で、多額の資金を投入して常勝球団に仕上げた手腕は大したもの。17兆円と多額の負債を抱えた時はさすがに心配したが、「金は使った分、返ってくる」との持論を貫き、買収を繰り返した拡大戦略は、結果も上手くいったのでお見事だ。

 

借金を活用して企業価値を高めるコーポレートファイナンスを徹底しているが、「うちは無借金経営」と胸を張る経営者を横目に、資本コストを重視した資金調達と効果的な事業投資で経営基盤も盤石で感心だ。

 

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因みに、2019年4~6月期の純利益が1兆1217億円を超えたソフトバンクグループだが、一方で、一国の国家予算に匹敵するほどの莫大な負債を抱えている。ソフトバンクグループは保有するアリババ株の一部を手放したことで得た売却益の4600億円が大きく寄与し、3ヶ月間の純利益は日本企業として過去最大となり、同期間でのトヨタ自動車の純利益(6829億円)を1.7倍も上回った。

 

中核事業の通信事業に加えて、積極的な企業買収や巨額の投資事業でグループを拡大している。そのため多大な借り入れが必要不可欠となり、近年では企業の借金を示す「有利子負債」が莫大な額へと膨らんでいるが、それを上回る純利益の増大はさすがである。

 

 

 

 

一般の人の感覚からすれば、「借金は悪だ」と思いがちだが、そうでないことをファイナンス理論から実証したのである。要は、「成長したければ金を借りろ」ということだ。借金も「いい借金」と「悪い借金」があることを認識して経営しなければいけないなと痛感する。

 

 

 

最も、使える金や資金調達ができる与信がある事が必要で、それがなければやりようがないのも現実である。