中小企業診断士/行政書士中村事務所

頑張る中小企業と中小企業診断士/行政書士の資格取得を目指す人を応援するブログです。

好きな事業に全力投球!

「やれる自信がある、この仕事が好きなのでこれで飯を食っていきたい、これをやっている時が生きがいとやりがいを感じる」等の理由がなければ、裸一貫で事業を立ち上げることはできず、また苦労の連続でも諦めることなく事業を続けられないから、成功もしないだろう。

 

創業社長は自らがやりたいとこの仕事を選択して成功させてきたのである。しかし、後継ぎをムリヤリ指名された息子にとっては、別にこの仕事が好きでもなく思い入れもない。家業がたまたまそうだっただけである。だから魂が入り切らず失敗する事が多い。

 

 

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会社や店を何代も続けるというのは難しい話である。

「企業の寿命は30年」とよく言われる。会社は30年が経過するころ、節目がくるものである。経営者も年齢的にも30年が区切りだろう。それと環境変化が大きな要因となるものだ。30年も経過すると様々な環境条件が変わるため、新たな時流に適応できなければ企業は消滅していくのだ。

 

先日、老舗飲食店の3代目経営者とお話をした。大変ご苦労をされているようである。話を聞いている内にふと疑問と思ったことがあった。本当に飲食業をやりたいと思ったかである。「好きこそ物の上手なれ」と言われるように、好きでなければ事業継続は難しいものである。その仕事が好きで魂を注入しなければ、永続企業にするのは無理な話だ。

ましてや飲食業は国民の飽きやすく惚れやすい特性から業態の陳腐化サイクルが早く、1年で3割、2年で半分が廃業し、10年生存率は1割と言われる世界で、事業継続が特に困難な業界である。

 

また、会社は初代が大きくし、2代目が傾け、3代目が潰す」と、3代目の時の倒産が多いとよく言われる。一方で「初代が会社の礎を築き、二代目はそれを発展させ、三代目は新境地を拓くもの」と堅実経営を実践し、永続的な成長発展を目指す会社も存在する。要は後継社長が勘違い経営をすると、会社は潰れるとの事である。

創業者は失敗を繰り返すが、従業員・仕入れ先・お客様の協力の元、事業を成長させ事業基盤を確立していく。だからその人達への感謝を忘れず、その感謝報恩を経営理念に掲げている会社は多いのである。

 

しかし後継者はその苦労を知らず育っている人も多く、従業員へは給料を払って生活させている、仕入れ先には買ってやっている、と横柄な態度になる人が多いのも事実。これは自分を不利にする。事業承継は経営技術の継承だけでなく、心の部分を引き継ぐ事が大切だからだ。

 

 

 

 

家業に対してあまり興味がなく本腰を入れて経営できないと思ったら、後継者への要請を断るか、若しくは家業の経営資源を有効活用した「ベンチャー型事業承継」をするかを選択した方がいい。そうすれば後継者自身もやりがいが出るだろうし、会社も潤うはずである。

 

(ベンチャー型事業承継)

若手後継者が、家業が持つ、有形無形の経営資源を最大限に活用し、リスクや障壁に果敢に立ち向かいながら、新規事業、業態転換、新市場開拓など、新たな領域に挑戦し続けることで永続的経営をめざし、社会に新たな価値を生み出すこと。