中小企業診断士/行政書士中村事務所

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見苦しいお家騒動!

行列のできる人気飲食店がある。いつもお客さんで賑わうこの店は、表向きは輝いていているが、実は内部紛争の真っ只中でどろどろとした人間関係で店の中は不穏な状態にあった。。

 

店の前オーナが逝去後、前妻との子である男の子を調理長、今の妻との子である娘を後継者、として事業を継続していたが、二人の意見がよく衝突し、その都度、店が混乱する状態であった。

 

お互いに不満を持ちながらもなんとかやってきていたが、る日に衝突で双方ともに我慢の限界に達し、ついに前妻の子である調理長が今の妻の子である現経営者を追いだしたのである。

 

飲食店は料理が売りのメインである以上、調理場を仕切っている調理長の存在の方が大きいのが普通である。まして一般従業員を味方にした調理長の店の中での力は経営者とはいえども押さえつける事が難しいようだ。

 

 

 

娘は怒り心頭であったが、店を牛耳られてはなす術がなかった。本来であれば店の所有権を持っているから強いはずだが、調理長を辞めさせたらみんなを引き連れ出ていくので、店は運営者不在のもぬけの殻になる。そうなれば後継者となった娘も手の施しようがない。結局、叔父の調理長に乗っ取られた形で最低限の賃料をもらって、後は様子を見ることにした娘であった。

 

だがこの度、総てを仕切る調理長が病気で長期入院することとなった。悪性腫瘍でステージも進み回復のめどが立たない状態になってしまった。中核業務を人に任せずコア人材を育ててこなかった為、調理長不在では営業できず休業する事になってしまった。

 

いつ再開できるか分からないから、従業員は不安がりお客様も残念がっている。店長不在でも、円滑に運営できる仕組みを確立せねばと頭では理解しながらも何もしてこなかった事が大きな原因だ。

 

 

そういった中、困った元経営者の娘は、以前から知っていた飲食店専門の経営コンサルタントに相談することとなった。その人曰く、店は閉めると従業員の離職、今まで支えてくれた常連さんの離反、また厨房機器も含め店の設備も廃棄せざるを得なくなるなど損失が大きい。

 

だから無理してでも人・モノなどの経営資源を調達し営業しなければ、取り返しのつかないことになる、と説教された。

 

そしてその先生が自ら店に入り、自分の人脈を使って調理長とスタッフをかき集めてくれ、少しの休業で無事に営業を再開することができた。本当にありがたかったという話である。

 

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