中小企業診断士/行政書士中村事務所

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全国チェーン店より地元で愛される店!

 

 

近くにいつも満席の個人で経営しているお好み焼き店がある。地元で知らぬ人がいないほど業歴の長い老舗店だそうだ。お好み焼という粉もの商品で他店との差別化を図ろうとするのは中々難しい。手っ取り早く価格を下げたり、具材で個性を出したりそてもアピールしにくいものだ。

 

そんな繁盛店を見て大手お好み焼きチェーンが、この市場に魅力を感じ近くに出店をしてきたのだ。それに対し、迎え撃つ老舗お好み焼き店は焦ることなく余裕しゃくしゃくである。通常、近くに同業態が出来れば、お客さんを奪われるという心配が先に立つものだが、そんなことが一切店の店主にはない。

 

逆に同業態が出店してきて一人勝ちするより、競争がある方が地域も活性化し、お好み焼きを食べに来る人達が増え商圏拡大が期待できるといったプラス思考である。いずれは横浜の中華街のように同一業態商店街が形成できればと思っているようだ。

 

 

 

さてその好況ぶりを見てその市場を狙い、出店してきた大手お好み焼きチェーン店だが、圧倒的な資本力とブランド力を持って積極的に仕掛けてきて、地元の話題にはなっていた。オープンの際も長蛇の列ができており、今後に期待できる位の勢いがあるように見えた。

 

 

しかし、それらは続かずいつの間にか客足が鈍くなるのが顕著であった。ずっと興味を持って観察していたが、開業後2年であっけなくこのチェーン店は撤退を余儀なくされた。

 

 

小売業界でも資本力のある全国スーパーが、スケールメリットを発揮して地域の市場シェアを占有しそうだが、実際にはそうはいっていない。小売2強のセブンとイオンでさえ、地場スーパーには苦戦しており、僅かなシェアに留まっている。

 

もちろん生鮮品を好む日本の購買習慣や流通が参入障壁となっている面は否定できないがそれだけではない。地元で愛される店を大事にしようという人情が、その地元で永らく頑張る地域密着店に足を運ばせているのである。

 

これらが物語るように、地域での絶対的な存在基盤を確立した店には、全国的に知名度があり資本力があっても、それらだけでは勝てないようだ。

 

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